脳みそのクラウド化

人工知能の発達と、人体の機械化に興味がある。

おお。そんな未来がやってくるのか。と感慨にふけっていたけど、ふと、「実は既に我々は機械化しまくっているんじゃないか」と思った。

原始人の時に肉体を使ってできていたことを道具の進化によってできなくなっている時点で機械化していることと同じだよな?

特にそう思ったのが、覚えることと覚えないことを取捨選択して、覚えないことは完全に脳から除外している節があること。思い出とかは記憶しているけど、漢字とかことわざとか、インターネットで検索すれば瞬時に調べることができることは脳から除外している。だからネットがないとろくに漢字もかけなくなりつつある。どんどん自分の脳みその力が衰えているような気がしている。柔軟性とか汎用性がなくなってきている。

これがちょっと怖い。脳みそに本来入れておくべき知識の8割をネットに依存しているので、日常に瞬発性がないんだ。瞬発性は全てにおいて関わってくる。会話の質であったり、その時の感動であったり。
会話の質はテンポの良さであったり、言葉選びのセンスであったり、繋がる話題の豊富さによって決まる。それを担うのが瞬発性。いわゆる頭の回転の速さ。これが失われているんだ。

ネットで検索する癖を直そうと思う。正解への最短を求めすぎて、考えてない。

全くすっとんきょうな考え方から誤った回答を出して、大失敗することが必要なんだ。